Report on the RYUSOKU CUP Hand Drip Competition
「RYUSOKU CUP」ハンドドリップ競技会を開催。優勝者の流速レシピも公開「RYUSOKU CUP」
ハンドドリップ競技会を開催。
優勝者の流速レシピも公開

メリタの流速コーヒーフィルターを使った、初のハンドドリップ競技会「RYUSOKU CUP」が2026年4月25日、大阪・BARISTA MAP Coffee Roastersで開催されました。
ゴールデンウィークの始まりとなる土曜日の夕方、国内外からの観光客で賑わい尽くした心斎橋の店内の熱気はそのままに、閉店直後の店舗では14名の競技者の熱い戦いがスタートしました。
今回は、「RYUSOKU CUP」の様子と、優勝者のレシピをご紹介いたします。

観光客で賑わうBARISTA MAP Coffee Roasters心斎橋店
目次
▼伊藤バリスタの流速コーヒーフィルターへの思い。
誰でも参加できる競技会を目指して
▼いよいよ競技会スタート。
時間配分と流速レバーを使って狙った味を出せるのかがカギ
▼上位3名が決定!優勝者の流速レシピもご紹介
伊藤バリスタの流速コーヒーフィルターへの思い。
誰でも参加できる競技会を目指して

BARISTA MAP Coffee Roasters 深山晋作さんと伊藤恵未さん
「RYUSOKU CUP」は、BARISTA MAP Coffee Roastersの伊藤恵未バリスタの発案によるもの。流速コーヒーフィルターの開発に約2年もの間携わり、SCAJ主催のジャパンブリューワーズカップ(JBrC)では2024、2025年と挑み2位、3位と受賞した伊藤さんの、日々流速でコーヒーを淹れる中で実感した「美味しいは嬉しい」をもっと多くの人達に体験してほしい、もっと流速の新しい可能性を知りたい、という純粋な思いからでした。
そこで、一般の方からコーヒーを職業とする方まで、誰でも幅広く参加できる競技会を目指し、ルールや評価項目の公平性を何度も見直しました。また、センサリージャッジ(味を評価する審査員)には伊藤バリスタに加え、ご自身でも競技会やセミナーを開催するRoast Design CoffeeのCoffee Fanatic三神さん、同じくSCAJ主催のジャパンロースティングチャンピオンシップ(JCRC)2023では優勝を果たした焙煎士・天満さん、と豊富な経験と確かな舌を持つメンバーをお迎えしました。
いよいよ競技会スタート。
時間配分と流速レバーを使って狙った味を出せるのかがカギ

開会式ののち、いよいよ競技スタート。
各競技者に与えられた時間は、準備8分、本番の抽出5分のわずか13分。
使用豆の産地と品種は競技会スタート直前に発表され、実際に淹れるのも当日が初めて。
準備時間の8分の間に、挽き目やレシピを確認し、抽出の狙いを含む抽出計画の作成を行い、本番の5分間では計画通りに抽出ができているかを競います。流速コーヒーフィルターのレバーを必ず1回以上は操作するルールのもと、「再現性」が特長である流速コーヒーフィルターを使って時間内に狙った味を正確に再現できるか、がポイントになります。

14名の参加者のうち、半数以上は競技会初参加の方。司会の深山さんが競技者の緊張を和らげたり、質問に答えたり、合間にはジャッジに話を聞いたりなど、参加者との距離の近さが印象的でした。

アットホームな雰囲気の中でも、順位を左右するセンサリージャッジ、テクニカルジャッジの6名は真剣そのもの。評価は3つの観点から行われました。
①抽出計画評価:味の狙いとレシピ設計
②テクニカル評価:抽出計画に対する正確性・再現性
③センサリー評価:Aroma, Flavor, Acidity, Sweetness, Aftertaste, Mouthfeel, Overall
この3つの評価の合計点で、順位を決定します。センサリー評価は、誰が淹れたかわからない状態でセンサリージャッジの3名がそれぞれの項目を評価します。

センサリージャッジの伊藤さん、天満さん

センサリージャッジの三神さん

上位3名に贈られる盾。優勝は誰の手に?
上位3名が決定!優勝者の流速レシピもご紹介
すべての競技者が終了し、厳正なる審査の結果、上位3名が決定しました。
3位 南さん

2位 中川さん

優勝 長尾さん

優勝者・長尾さんのレシピをご紹介

■使用豆
ケニア ガツリリ AA ウォッシュト
■ペーパー メリタ アロマジック 1×2 ホワイト
■粉量 16.5g
■湯温 90℃
■湯量 270ml
■抽出量 210ml
■挽き目 X64SD 9.0
【抽出手順】
※タイムはすべて①の注ぎ始めからの経過時間とする
①一投目:目盛0
・目盛0で70mlを注いで、20秒間蒸らす
②二投目:目盛1
・目盛1にして、110ml注ぐ
③注ぎ終えたら目盛2にする
④三投目:目盛3
・1分5秒で目盛3にして、50ml注ぐ
⑤四投目:目盛4
・1分40秒で目盛4にして、40ml注いで、落とし切りで終了

最後は参加者・関係者みんなで笑顔の記念撮影。
今後もメリタのブランドメッセージ【「コーヒーを淹れる」が、みんなの「うれしい」に。】を体感できるイベントを開催したいと思っています。参加者の皆様、主催のBARISTA MAPの皆様、ジャッジを務めた三神さん、天満さん、素晴らしい大会をありがとうございました。
新着コラム
-
HOW TOIntroduction to the Tools Needed for Hand-Drip Coffee
必要最低限なアイテムは2つ!? ハンドドリップに必要な道具をご紹介
ハンドドリップを始めたい方必見!ミニマムな道具から始める方法もご紹介。
-
HOW TOCoffee Makers with or without a Grinder : Which Should You Choose?
コーヒーメーカー 「ミル付き・ミルなし」どっちを選ぶ?
「ミル付き」と「ミルなし」のコーヒーメーカー。どちらにもメリット・デメリットがあります。特徴を知って、ライフスタイルや求めるコーヒーにぴったり合った一台を。
-
商品紹介Interview with the Designer
流速コーヒーフィルターもう一人の立役者 設計者インタビュー
開発期間約2年。「流速コーヒーフィルター」の立役者の一人である設計者を訪問、苦労した点やエピソードを設計の目線からお話しいただきました。